チェルノブイリボランティア治療Ⅱ        血液循環療法協会 大杉幸毅

 

2017年226日から311日までの2週間、「食品と暮らしの安全基金」主催のウクライナでの「日本プロジェクト」に3度目の今回は私と早稲田周司療法士が参加し、チェルノブイリ放射能被ばく関連の子供たちを中心に延べ人数102人を治療し、治療成果を上げてきました。

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 脳性小児マヒの子供3人が症状が改善(オブルチ公立病院)

 チェルノブイリ原発から西に約90mにあるオブルチ市の公立病院で228日から3日間、4人の小児マヒの子供を午前と午後の12回、一人6回治療をした。4人のうち3人が脳性小児まひで1人が問診からポリオと推察された。4人のうち一番重症の5歳のキリル君は目に見えた効果は確認できなかったが、他の3人は症状が改善した。

 14歳のビクトーリ君は生後左上肢がマヒし、9歳で1cmの脳腫瘍が発見された。又、左手が2cm、右足が4cm短いと診断された。左心室障害があり、時々胸が苦しく気分が悪くなる。左目の動きが悪く、視力は左0.6、右0.9。左手で食事が出来ず、左足の底屈が出来ない。マッサージを10日間受けたが改善されなかった。治療開始して2回目で底屈が少し出来た。更に足底屈筋を集中治療し6回目には底屈が大きく進展した。左肩関節と左股関節を緩め、左右ほぼ同じ長さにした。左手の動きも良くなり、ボールペンをフォーク代わりに持ち口に運ぶ動作が出来るようになった。目の動きも正常になった。心窩部が硬化していたので緩めた。最後に同行スタッフからインタビューを受け、一緒に記念撮影をした時の国境警備隊員の母親の表情はにこやかで感謝の念に溢れていた。

 

 母親ベリーナ(36)のコメント

 

「子どもの病気はおそらく放射能の影響だと考えています。きれいな食品はほとんどなく、買える可能性はありません。ここは汚染地域です。」

 (質問)「今日の治療の結果はいかがでしたか?」

 「腕の長さは等しくなり、足の指は動くようになりました。食事は右手しか使えませんでしたが、すごい効果です。」

 (質問)「どんなお気持ちですか?」

 「こんなふうに良くなれば、気持ちが最高です。ありがとう。ありがとう。ありがとう。またおいで下さることを祈っています。」

 

母親べリーナの証言と治療の実際

 

5歳のジーマ君は生後四肢麻痺があり、バランスが悪く突進歩行で不随意運動があったが、6回の治療で上肢の不随意運動が改善し、歩行バランスが良くなり足の動きがスムースになった。3歳のサーシャ君は、5回の治療後、ハイハイが早くできるようになり、介護歩行でも悪い方の右足が前に出るようになった。

 

副病院長と看護師のコメント

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